ホーム > 14枚の梅畑

上の名前、全部畑の名前なんですよ。
ほりぐち農園は専業農家、旧南部川村はもちろん、南部町・田辺市にいたる広範囲に14枚の畑を所有しています。
数が多いとどこの畑のことなのかを説明するのに家族でも大変です。
だからそれぞれの畑に「名前」をつけているんです。
これは、農家だと結構当たり前の話なんですね。
畑が多いといろんな収穫に際して大きなメリットがあります。
それは、その年々気候に左右されず、まんべんなく一定品質以上の梅の収穫が期待できること。
さらに「ほりぐち農園」の所有する畑は全ての梅畑において水はけがよいことも自慢の一つ。
それに全体の収穫量が多い(最盛期だと100トン!)ので、その中から厳選した南高梅は非常に品質の良いものになるんです。
はやま | ![]() |
南向きの梅畑です。急傾斜となだらかな所があります。ほかの畑に比べて、日照時間が長いのが特徴です。 山のほぼ頂上にあり、広さは約1町5反(1.5ヘクタール)。 一部去年改植。樹齢、30年と20年の梅の樹があります。 ほりぐち家だけの通称で「はやま」と呼んでいる。 |
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にらんと | ![]() |
有屋谷(ありあだに)とも呼んでいます。 4代目から梅を植え始めた畑。 土壌がよく、いくらでも土を掘れる。 北向きの畑で急傾斜の畑ですが、昔から不思議ときれいな梅ができます。 地元の人たちの間でも有屋谷に梅畑持ってていいね〜と言われる場所。 梅の樹齢は16年。広さは約7反(0.7ヘクタール)。 |
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がま | ![]() |
2代目が梅を植えた梅畑。 梅を植えてすぐ亡くなったので4代目(堀口茂次)が、がんばって育てました。 上と下で実は場所が少しずれているので、分けて名前を付けています。 がま上 北西向きの畑で、日照時間まあまあなのですが。傾斜がきつい! がま下 南西向き、日照時間のよい畑です。 海が見える畑、一昨年改植しました。 |
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中芳養 | ![]() |
元は田んぼだった梅畑。 梅畑にしては平らなのが特徴です。 日照時間はやや短いのですが(9時から16時ぐらい)山にかこまれ、風をうけにくいので、梅が病気になりにくく、綺麗な梅が採れます。 |
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熊岡 | ![]() |
南向きの梅畑、若い樹が多いのが特徴です。 | |
入道 | ![]() |
水がたまる梅畑だな・・と思ってたら、もとは河原で新しく造成した土地でした。 土を少し掘ると底にじゃりがあります。 水はけがあまり良くない畑なのです・・・・。 |
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おさぶ | ![]() |
嘘みたいなほんとの話! めちゃ寒くて「おーさぶ!」と言ったから付いたそうな・・・本当かな? 南向きで家から一番近い梅畑。 いい梅ができる畑の一つなのです。 2代目(堀口儀八)から作り始めた梅畑。 今は、畑自体を改良したので、日当たりが良く暖かいのです。 昔はどんな畑だったんだろう・・・・。 |
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やなぎざん | ![]() |
柳の有る所に水がわいているから付いた名前。 夏でもなぜか水がかれない。 昔から有名な湧き水で水をくみにきていた人もあったそうな。 収穫量がなぜか多く2Lサイズの梅が多い。 収穫の最盛ピークが少し遅い。と思ってたらここの梅の樹が南高梅ではなく南高の母樹と言われている金倉梅(きんさんうめ)らしい。 |
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観音さんの上 | ![]() |
珍しく、平らな畑。 初代が梅を植えてた畑で、ほりぐち農園の梅の歴史の中では一番古い!。 晩稲(おしね)には昔、田んぼがなかったので、雨水を頼りに作る天水田をしていたそうです。現在は梅畑になっていますが・・・・。 |
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せいぼく | no image |
名前は最近つけたらしい。 もともとは蚕のための桑畑だった。 桑の実を食べて口が真っ茶色になった経験がある方もいる・・・・。 |
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さかくれ | ![]() |
観音さんの上と同じ。南向きの斜面で好条件の梅畑。 昔畑が「さかくれ」ていた(どういう意味だろう?)からこういう名前が付いていたそうだ。 |
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やまうり | ![]() |
ただいま改植中! 200mの直線の平地の梅畑。 収穫できるようになった時が恐ろしい・・・。 やまうりと呼んでるが、本当は「やまより」だったそうだ。 山に寄ってる梅畑だからそういう名前が付いた。 |
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植田 | ![]() |
海に近い畑だけど、北向きなので潮風を受けにくく暖かい畑。 | |
清川 | ![]() |
1町5反(1.5ヘクタール) 四方を山に囲まれ、山の中にある畑。 ぽつんと孤立しているので他の梅畑からの農薬飛散がないのですごくいい! 山水が豊富で、咽が渇いた時など、この水を飲んでいる。 |

